皆さん、こんにちは。Rose rose cafeです。
今日は『十日戎(とおかえびす)』に行ったお話。
昨年大変お世話になった先生から連絡を頂き、京都へ行くことになりました。
「新年会もかねてご飯を食べたあと、十日戎にいきませんか」という。
わぁーー、年始早々商売繁盛の神様にお参りしにいくだなんて…
なんだかとてもハンドメイド作家っぽいですね!!(笑)
というわけで、当日いそいそと京都へ。
せっかくのキョウト、湯豆腐と湯葉でも食べましょかーということで祇園へ。
ちょっとエエトコを予約してもらいました。
静かな石畳の花見小路を入って、角をいくつか曲がったところに、スンと出てくる暖簾と入口。落ち着いた色の木造の建物が。
おお、なんだか露骨にキョウトって感じやないのーー。
この日はすでにご予約様のみの営業とのこと。
個室にご案内していただきました。
そしてお待ちかねの湯葉と湯豆腐の懐石です。
美味しいお料理を頂きながら、せっかくなので先生とのトーク。
モノを作ること・販売すること・接客すること…などなど、駆け出しの右も左もわからないハンドメイド作家からすれば、んもう贅沢すぎる内容の先生との会話を楽しませていただきました。
気がつけば2時間!
新年始まってまだ十日もたってないんですけど、こんな素敵な時間を過ごしてしまって、私の運気は今年末まで持つのだろうか、おい!!
ちょうどよい時間になったので、お店を後にして、本日のメインイベント『十日戎』へ。
初心者マークのハンドメイド作家は、お参りの方々の熱気に気押され挙動不審になりながら、無事お参りし人生初の「福笹」なるものを授かりました。
それに「吉兆」と呼ばれるお飾りを好きなだけつけて、自分の福笹を完成させる(らしい)。
先生や福娘さん(私が並んだ列は初老の宮司さんだった)に尋ねながら、お薦めの吉兆を三つつけてもらいました。先生曰く「商売が繁盛していくことを願うので、福笹は年々バージョンアップしてお飾りを増やしていくんですよ」
…え、そうなのですか?どうしよう、初めてなのにすでに三つもつけちゃった。。
来年は四つつけられるように、今年もモリモリ製作しないとダメってことですかね!!
帰りの電車の時間まで、先生とコーヒー飲みながら女子トークしたりして(先生とのお話はそのうちまたブログに。涙が出るほどためになるお話ばかりでした。ありがとうございます)大変有意義な時間を過ごしたハンドメイド作家は、自分のお山へ帰っていったのでありました。。
電車に揺られながら、ふと自分の荷物を見ると、ビョーンと笹の葉が勢いよく飛び出していて、ちょっと恥ずかしい。うるせー!だって十日戎だったんだよ、これ福笹っていうんだよ、初めてなのにお飾り三つもつけちゃって、来年四つ確定なんだよ!!!
とか、誰も私のことなんて見ていないのに心の中で周りの人に言い訳してみる。
夜しか見えない電車の窓に、自分の顔とさっき買ったスタバのコーヒーが写っている。
ああ、いよいよモノを作る人になったんだなあ、と思う。
期待と戸惑いと、嬉しさと心細さと…あと入っているスパイスは何だろう。
あれよあれよと流れにのってカスタムしちゃった自分の人生。
もちろんカスタムオーダーしたのは私だ。である。そうなのだ。まあ、せざるをえなかった、という言い方のほうが正しいのかもしれなくて。でもでも、そうなんである。
だから自分好みのテイストにしていく。しかない。のである。
さ、明日は材料届くぞ!手ぇ動かしてこ!
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